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2006/12/29予讃線伊予中山駅1068D
(それにしても、まともに撮れてませんな)

予讃線は多度津以西が全て単線です。
通常、単線区間では1つの閉鎖区間に1列車しか入れません。
したがって、向井原〜伊予中山間10.2キロは全く退避設備がないうえに、向井原も退避設備はない(ホーム1本の駅西側で分岐)ため、特に伊予市中山間12.7キロ(2000系上りの伊予中山通過列車で約7分、32系下りで約18分)は退避ができないわけです。

が、実際には向井原〜伊予中山間のちょうど中間点に中継信号があって、(対向することは絶対にできないが)同方向へは、先行列車がその信号を越えれば後続列車が出発できます。
この1058Dは伊予中山に停車し、4652Dをここで追い抜くわけですが、伊予中山駅を1058D16時52分、4652D16時57分と、1058Dが伊予大平を過ぎたあたりで4652Dが出発しています。

このシステムを知ったのは、昭和59年に当時の大学鉄道研究会で高松駅にある司令室に見学に行ったとき、高徳線吉成〜佐古間で初めて(同じシステムを)見て「目から鱗」状態になったことが思い出されます。ちなみに、同区間には四国三郎吉野川があって、4.9キロがネックになっているようです。