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2010/01/02堀江~光洋台間24M

初マラソンは天候、(昨日は)体調ともよろしくなかった中で、(以下全てネット計測)3時間59分08秒で無事走り終えた。

走りながら、時計を見て「そろそろこの列車が来る」とか、時には音で「おおっ5Mか」とか、私がこのコースを幾度となく試走した理由がお分かりであろうか?

さて、朝から雨の中、私は一旦雨はやむが11時を過ぎた頃から再び降り始めることを雨レーダで確認していた。おまけに、私は走行中携帯電話のMPで音楽を聴いている。だから天気サイトの雨雲レーダの確認ができる。そのため、スタート時は上下ともビニール合羽を着て、スターと直前に下は脱いで、6キロ過ぎの給水地点で捨てさせてもらい、上はそのまま腰に巻いていた。このとき、上の合羽も捨てた方々は、その後降り始めた雨で失速した人も多かったようだ。

で、号砲が鳴ってから、スタート地点を過ぎるまでは3分半、しかもまだぞろぞろと歩いている状態である。ただ、県庁前電停付近に坊っちゃん列車が停車していて、警笛を鳴らしていたので、手を振ったものの、運転士は第3期車掌の2人では私は判るまい。そういうことで1キロ6分40秒、2キロ12分50秒と相当時間がかかるが、ひたすら我慢をする。国道196号に出てからは走れ始めて、5キロはそういう中で29分55秒で通過する。その次はトイレロスがあったにもかかわらず、10キロ59分50秒であった。で、ここで新事実発見!

8キロ地点が練習時よりも100メートル以上北に変更されていた!

これで全てのなぞが解けた。私の自宅から出発すれば、5キロは8キロ地点である。だから、当然5キロが早く、10キロで落ちるのは当たり前だったのだ!

というわけで、9キロ疑惑は確かにあったのである。

その後も5キロを29分程度で進み、中間点は2時間04分57秒、予定どおり、右手にパン、左手にスポーツドリンク(みかんジュースにはならなかった)状態で通過。ここで気になるのが、右足の違和感が全くないことである。左ひざには違和感があるが、これは想定内。息も全く切れないし、不気味なまでに絶好調である。ただ、例の鹿島が見える直前の急な下り坂は、道路が相当傾いていて、走ると、足のバランスが悪くなる。歩道を走ったほうがよいとも思う。

走っていて、一番嫌なのが24~26キロの第2折返しの道である。しかも、折返しまでに相当上っている。折り返すと、向かい風になる。ということは、前半は南風で追い風だったのが、ここへきて北風に変わった。つまり、後半も追い風になるということである。先輩からは「25キロあたりからスピードを上げろ」と言われているものの、向かい風の間は自重し、再び国道に入った27キロあたりから、速度を上げ始める。

実に怖いくらい調子がよい。携帯電話で妻に電話をしようか?と思ったくらいである。実際この27キロ以降はただ抜くだけで、誰にも抜かれなかった。(1人抜かれたが、その後失速していた)ここで、困ったことが発生する。今までは1キロ6分で走っていたから、何時間走っても、時計の計算をする必要がない。だが、今日はこのあたりで1キロ分くらいの貯金ができてしまい、1キロが確実に最初は5分40~50秒、後半は5分30~40秒で走れていることは判っても、5キロごとのスプリットの記憶がなくなる。ただ、前のランナーを抜くことと、非常に楽だから、沿道の声援に答えてしまう。

30キロを過ぎても、あの悩まされた右脚の違和感が全くない。30キロを過ぎて、多少左太腿あたりに違和感があるくらいである。本当に不気味なくらいの体調が続く。だから、太腿に関しては、32キロを過ぎたトンネル中で、予防策として両足でたたいておいた。

35キロを通過。まだ何の違和感もない。この向こうの給水ポイントでは、坊っちゃん団子があるのだが、ここまで来ると、すでに失速したランナーがたむろしていて、中には給水の補助員と話しこんでいたりして、給水のスペースがない。走行するうちに最後の上り坂が近づいてくるため、そちらの方向に気が行ってしまって、後から「ああっ!坊っちゃん団子忘れた!」ということになってしまった。

その36キロまでの坂では、抜いた抜いた何十人!状態で、37キロ地点を過ぎ、あと5キロ地点では、3時間33分である。これは、(ネット計測)4時間を切れる?と思い始め、ここでギヤを入れ替える。いや、別にスパートを掛けるわけではなく、最初の5キロ(厳密には3~7キロ)程度の速度を維持すればいいだけである。このあたり、感無量になってしまう。思えばかずまるの頃の私は虚弱体質だったなあ、となんだか涙が出そうになる自分があった。

40キロを過ぎ、あと2キロ地点を2時間48分で通過すると、1キロ5分30秒で走れば確実に4時間を切れる。だが、このあたりから、両太腿外側に急に(弱い)痙攣がおきた。だが、もう2キロである。手遅れだ!とばかりにそのまま走る。幸い、息はスタート当初から全く変わらないし、脚の違和感もない。しかも、そのとき20年前の職場のH先輩が声を掛けてくれたのが大きかった。本当に自分の名前を呼んでくれたときに元気が出るというのは本当だった。

あと1キロを過ぎ、正直なところ「もう終わるの?」という不思議な感じが始まる。それを振り切るように、あと500メートルあたりからスパートをかける。なんだかよく判らないが、前に見えるランナーを全て抜いてしまいたいという衝動感にかられる。平和通を過ぎて、札の辻を抜けると、もう毎日の練習コースであった。というわけで、後半は1時間54分11秒(タイムトライアルでは1時間50分45秒が記録)というスピードで走ってしまったのであった。

反省点とすれば、今となってはどうすることもできないが、自己申告タイムを3時間59分にしていれば、Bグループからのスタートになり、もう少し早く走れたのかもしれないが、それは経験不足ということだろう。

さあ、初マラソンが終わって、次は何をしようか?