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おおっ、セーラームーンがおりますな。ちなみに、結構ノリの良い外国人でした。

ま、普通仮装ランナーはノリが良いですわな。

「岩本能史氏の非常識マラソンマネジメント(レース直前24時間で30分速くなる)」という本が思い出される。これは、30分速くなるというよりも、一歩間違うと30分遅くなりますよという、見本をやってしまったわけだ。

結局どうすれば良かったのかを考えてみる。

当日は、とにかく暑かった。

つまり、GPSの経路を見ると、本当に1・3キロも多く走ったかどうかはともかくとして、いずれにしても、GPS計測上、キロ5分を切った走りをしてはならなかったという結論になる。

いや、厳密にいえば、通常の試走のように、まっすぐ走っていたのであれば、問題は小さかったかもしれない。

だが、あの大渋滞の中で、蛇行しながら抜くという行為で、必要以上に体力を消耗したのではないか?ということである。

ならば、どのような走りをすればよかったのか?

それを今日の帰路の列車の中で考えていたのだが、次のような結論になった。

要するに、多少遅い人がいても抜かずに、ついていくだけの余裕が必要だったのだろう。

元々私はフルフラットで走るタイプである。周りの方々のペースを完全に無視して走る特殊能力があると考えている。

だが、それが、今回完璧に裏目に出たということである。どういうことかと言うと、結局前の人が遅い場合、それが微妙に遅い場合でもイライラして抜いてしまったということではなかろうか。実際、視界に捉えたランナーに接近していると判断した場合、ピピーピピーというわけではないが、センサーの如く反応してしまう。そして、左右に寄る準備をする。

つまり、蛇行に加え、ペースアップ、ペースダウンを繰り返した結果ではないか、ということである。

だから、少なくとも、御堂筋を南下するあたりまでは(だいたい14キロまでは)、無駄な動きによる「体力消耗」を防ぐことが今回のカギだったのではないか。

どのみち、このような大きな大会では、私のようなフルフラットで走ることは通用しないことがわかっただけでも、次のステップになるのではないか。

特に、次の愛媛マラソンでもそれは案外序盤の重要課題かもしれない。

次に、岩本氏の本では「前日はとにかく動くな」と書かれている。受付は2日前に。などとあるが、それは無理な話。だが、前日の受付に大きな落とし穴があったのだ。

私が大きな大会に出るのは初めてだ。前日、ホテル(といっても西中島南方)から片道1時間近くかかるところまで受付に行くことそのものが負担なのだが、それ以上に大きな落ちし穴があったのだ。

それは、受付そのものはたいしたことはないが、その後協賛企業のブースを全て通らないと、出口へいけないことになっていたのである。たまたま知り合って同行していた方が業を煮やして、途中で出られないかとスタッフに言ったら「ダメです」といわれてしまったのだ。

混雑する中をとろとろと流れて、ようやく出口に出ると、「中ふ頭駅は混雑していますから・・・」とコスモスクエアまで歩かされ、ホテルに着いたら、相当疲れて寝ようかと思ったくらいだ。

だが、午後6時に寝るわけにもいかず、そのまま無理やり起きて、9時前に床に就いたわけだ。

どうも、氏の著書によると、この時点ですでにアウトだったことになる。

では、どうすればよいかというと、結局もっと早く、具体的には10時21分発の14Mではなく、10Dあるいは少々無理をしてでも8Mあたりで来ていれば、あるいは・・・だったかもしれない。ただ、この場合はホテルで荷物だけ預かってもらい、受付会場まで往復して15時頃にホテルへ戻る。疲れていれば、まだこの時間ならば30分程度は仮眠をしても大丈夫だろう。

結局のところ、アウェイでかつ大きな大会の洗礼を受けたということになる。

次に大きな大会に出場するのがいつになるかは全く未定だが、少なくとも軌道修正はできるだろう。大会当日のスタート直後のトイレまでの時間の使い方が完璧だったことを考えると、実際には「来年の大阪マラソン」でリベンジということなのだろうが・・・