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愛媛マラソンの中間付近には「単に距離あわせだろ!」と思われる区間がある。

それが、19キロ~27キロの立岩川の上りと、走っていてモチベージョンの落ちる25キロ前後の重複区間である。

しかも、この区間は結構アップダウンが激しい。

だから、モチベージョンを保つためにも、愛媛マラソンについては、最低25キロ付近の折返しを中間点と思う、あるいは27キロ手前で再び国道196号に戻ったところを中間点と思う、そういう強い心が必要だと思う。

さて、そのうち、まずは「立岩川を上る区間」から。

再び立岩川を渡った後は2キロ近く立岩川を上る。

その立岩川を上り始めたところが20キロ地点で標高11メートル。

21キロが標高16メートル。さらに、これまで井口橋まで往復していたところを逆に右折し、立岩川と別れる21・6キロが19メートル。(この1・6キロは5‰)

意外と上っていない。さらに、上っているようにもあまり見えない。だから、上っていないという暗示をかけるのも必要かもしれない。

ところが、ここから立岩川に別れを告げ、右折すると、実はかなりの上りを感じる。

峠は22・1キロの29メートル。(この500メートルは18‰)まあ、平田の坂に比べればたいしたことはないが、道路がカーブに沿って微妙に傾いているので、足首には注意が必要だ。

峠からは、まったくもってもったいないような坂を一気に下る。まあ、実際にはそれだけ上ってきたことにはなる。

そして、次に「25キロあたりの折返し地点」

こちらは、立岩川とは逆にたいしてのぼっていないのに、坂を感じる区間だ。

24キロと26キロの標高は7メートル、25キロの標高は13メートルだから、だいたい7‰。

確かにたいしたことのない坂だ。

だが、妙に坂を感じてしまうから、強い心が必要だ。

ただ、この区間はそれ以上に気を使うべきところでもある。

まずは給水・給食。

毎年ここには給食ポイントがある。だが、普通に走っていると、まずスポーツドリンクがあって、水があって・・・あとはたくさんだ!なのだが、この区間は折返しの復路に給水・給食ポイントがあるから、往路であらかじめポイントを探しておくことができる。

次に、26キロから27キロの風だ。

26・4キロ地点から2回の左折をして、元の国道196号へ戻るが、当然ながら2度左折するということは風が逆になるということだ。

この時期に無風と言うことはありえない。

風を味方につける努力が必要だ。

というわけで、一般時に風が吹く場合の対処方法。

この時期の北条は一般的には西風が吹く。つまり、26・4キロで左折をすると、向かい風となる。しかも、26・6キロでもう一度左折をしても向かい風を感じることがある。

だが、地図をよく見るとわかるが、27・0キロあたりで若干左へとカーブをとる。つまり、若干ではあるが南向きにコースを変えるから、正面からの風を少しは受けにくくなるということだ。

まあ、昨年のように「北風!」だったら、文句なく後半は追い風なのだが、一般的には西風ということが多いから、ここで考えることは次のとおり。

多少向かい風であっても、1本道を走っているようで、多少コースはくねっているのだから、向かい風が収まるときもある。ひょっとすると追う風に回ることもある。

というより、光洋台~堀江のあたりでは風が舞うこともある。

次回(多分最終回)はそこからの坂の攻略法を述べてみる。