愛媛マラソンで納得のいく走りができるかどうかは、7・5キロからの往路平田の坂から始まる山岳コースが終わり、粟井坂トンネルを抜け、旧北条市光洋台に出た12キロ地点でダメージを持たず、さあこれから30キロ走が始まると思えるかどうか。
そして、ここから延々と7キロにわたる1本道をいかに省エネで走るかにかかっていると言っても過言ではないと思う。
その省エネで走れというのは、ここから先、いくつかの天井川を越えていくからである。往路はあまり感じない天井川群も、復路になるとボディブローとなる。そして、32キロから始まる復路山岳コース、そして35キロからの復路平田の坂と待ち構えているわけだ。
その天井川群を紹介する。なお、川によっては往路と復路で上りの標高差が異なるところがあるので注意。
なお、これらは全て最近できた国道196号バイパスなので、勾配はかなり緩やかである。
(1)粟井川、13・8キロ地点、約6メートルの上り、その後2メートル下る
(2)峠(川ではないが緩やかな峠)、14・2キロ、約2メートルの上り、その後5メートル下る
(3)高山川、15・1キロ、約2メートルの上り、その後5メートル下る
(4)河野川、15・9キロ、約3メートルの上り、その後6メートル下る
(5)立岩川、18・5キロ、約8メートルの上り、
ここから復路
(6)河野川、28・4キロ、約6メートルの上り、その後3メートルの下り、ここの上りはたいしたことはないが、如何せん坂が遠くから見えるため、見るだけでダメージを受ける。
(7)高山川、29・3キロ、約5メートルの上り、その後2メートルの下り
(8)峠、30・2キロ、約5メートルの上り、その後2メートルの下り、ここの上りもたいしたことはないが、如何せん坂が遠くから見えるため、見るだけでダメージを受ける。
(9)粟井川、30・7キロ、上りはたいしたことない(2メートル程度)、その後6メートル下る
このように、坂としてはたいしたこともなく、勾配も緩やかではあるのだが、体調によってはここでダメージを受けることもある。事実、前々回大会は復路天井川群で大腿部前側にだるさを感じたし、全回大会は25キロあたりから氷雨を受け、そのダメージが残り200メートルでの転倒になったと言っても過言ではあるまい。
ま、結局のところ、これらの天井川群は、走っていて「気分転換になる」と思えるかどうかが、ポイントになるのであろう。
(追記)画像右端「粟井川トンネル」は「粟井坂トンネル」の誤りです。