さあ、30キロを過ぎた。
フルマラソンでは、30キロの壁という言葉がある。
だが、残りの距離と復路平田の坂を考えると、ここで体力を消耗するわけに はいかない。
だから、愛媛マラソンはこのあたりの小刻みなアップダウンを考慮して、前半を乗り切らなければならない。
というより、このあたりは前半も走っている。
ただ、前半はこのアップダウンをアップダウンと感じないだけなのだ。
さて、坂ほどの鹿峰のピークを越えると、いよいよ往路も記憶にある、粟井川の上りが見える。
往路でも述べたが、だいたい9メートル。
粟井川を過ぎると、いよいよその前方に復路のトンネル区間が見え始める。
粟井川を下ったあたりが31キロで、標高4メートル。
終盤の我慢区間である。
というのも、ここから1キロはほぼ直線のフラットコース。そして、その先に復路のトンネル区間がある。
だから、体力温存に努める必要が あるのだ。
32キロ地点、標高3メートル。
というよりは、残りはほぼ10キロ。
これからトンネル区間を始まりとして、坂道区間に入る前に、最後の体調 チェックするべきところだ。
いよいよ復路のトンネル区間に入る。
粟井トンネル北側入口で大体標高13メートルだから、32キロ地点から一気に10メートル上ることになる。
そして、トンネル内も延々と上ることになる。
トンネル内の33キロ地点。
あと100メートルで出口という辺りにある。
粟井トンネルを出たあたりが標高28メートル。
このあたりで、ペースが落ちても当然だ。
だが、上の画像辺りでは、毎年「オールスポーツ」のカメラマンが構えている。
だから、表情に注意が必要だ。
ちなみに、復路のコースは、往路のそれよりも一段高い場所を走っている。
つまり、往路よりも上っているという認識が必要だ。
大谷トンネル北側入口の標高は25メートルで、出口は16メートル。
こちらのト ンネルは復路は下っている。
ちなみに、往路のトンネル内は歩道を走る方々が多いが、復路のトンネルは注意が必要だ。
というのも、復路のトンネルの歩道は、こちらのトンネルの方が新しいのに、歩道はタイルによっては数センチ陥没しているところがある。
事実、私は平成26年1月4日の試走時にこの歩道で転倒、左手薬指脱臼・靭帯損 傷した。
原因は先のタイルが1センチほど陥没し、その段差に足をとられたことらしい。
さて、トンネルを出ると、いよいよ堀江へと戻ってくる。
34キロの標高は約13 メートル。
ここで気をつけるべきこと。
実は、往路でも指摘したことだが、復路大谷トンネル からは3メートルほど下っているのだが、その先の信号では若干上っているため、下りが下りに見えないこと。
そして、いよいよ復路平田の坂が待っている。
あとは精神力との闘いだ。