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昨年夏の終わりに購入した「福澤式ラン」の本。

要するに、長い距離を延々と走るのではなく、10~15キロを週5~6回程度、苦しくない程度に「こつこつ走る」ことで「LT値」を下げるというものである。

結論からいえば、成功したということになるのだが、多少は修正するところもある。

まずは、成功と思える事象。

●確かに、こつこつ走ることによって、LT値が下がってきたことは事実である。
結果的に「こにしさん」のヒントで、さらにペースが上がったことは事実だが、「こにしさん」からヒントをいただく直前の「同行試走」でのLT値がキロ4分45秒だったことは事実である。

次に、疑問点。

●まずは、10~15キロを週5~6回程度も走れるはずがない。
つまり、月間走行距離からいえば、「福澤式」では具体的な目標距離を定めていないが、10~15キロを週5~6回程度走れば最低300キロに到達するはずで、私のような次シーズンは200~250キロの目標を持っている者にとっては、「福澤式の10~15キロをこつこつ走る」ということを「真に受けたら」大変なことになると考える。

●月刊ランナーズ「2018年3月号」によると、やはり30キロは走れるだけの「脚つくり」は必要という旨の記載がある。
これを「週末で31キロ走るドカ走り」として特集しているわけで、「福澤式の10~15キロをこつこつ走る」ことができない場合は、こういう方法をとりなさいという解釈もできる。

結論として・・・

●私の場合は、週に水・土・日の3回をペースにしていることから、土日で30~35キロ、水曜日に5~7キロを基本として、やっぱりこつこつと走ることになるのだろう。

●ただ、やはり、たまにはゆっくりと3時間以上走は必要とも考える。

●結局のところ、30キロ以降の脚つくりは必要なのだろうが、そのトレーニングで「年齢を考えて苦しい練習」をするよりは、第56回大会のような「とっとと貯金を作って、失速する前に自ら減速する」余裕を持てる走りをするのが良いような感じがしてならない。

●具体的には、肩甲骨を使った走りを1年かけて完成されることで2分短縮、さらに、今回のような悪条件の気候を考えた場合、次回大会はネットタイム3時間22分を目標に計画を立てようかと考えている。

ちなみに、本当はネットタイム3時間21分と言いたいところなのだが、それを考えた場合は、単純に考えて、「ハーフマラソンのタイムがどうなのか?」という問題が避けられないから、そうなると、結局「福澤式ランで述べられていないスピード問題」がでてくることになる。

まあ、このあたりは、まだあと50週間以上あるから、これから考えることにしようか。