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以前から、JR四国のやっていることに疑問を感じていた2点。

それが、今回のJR四国プレスリリースで解消されたようである。

(1)特急「宇和海」におけるサイクリスト向けのサービスの実施

その企画そのものは、大変魅力のあるものだが、「自転車の輪行無料」と言っているにも関わらず、乗客の運賃及び料金が「運賃プラス指定席特急料金」ということに、大変違和感を持っていた。

普通に考えて、相当の出費やんか?

そういえば、以前8000系の「S編成の元喫煙ルーム」に自転車の輪行のサービスがあったが、当時の8000系は基本的にS編成2両編成だったため、S1編成でなければ、そのサービスがなかった。

しかも、その区間が今治~松山であり、さらに「運賃プラス指定席特急料金」が必要だった。
今治~松山間なんて、運賃950円、自由席特急料金520円(Sきっぷならば往復で2,840円)だから、どこの誰が、1日3往復しかない列車の(早朝4Mや深夜27M)指定席特急料金(通常期)1,270円も出すのか?と思っていたら、予想どおりとっとと消えてしまいましたな。

その意味では、はっきりとは書かれていないが、「松山・宇和島を発着する乗車券(運賃)と特急券(料金)をご購入いただき」と書かれているから、「Sきっぷ」が使えるかどうかは解らないが、少なくとも「自由席特急料金」で乗車できるようになったものと考えている。

(2)「サイクルトレインしまなみ」

これまた、その企画は素晴らしいのだが、「なんで往路松山~波止浜間で1時間50分もかかって、後続の普通列車に抜かれるの?」というえ致命的欠陥を持っていたと考えている。

その理由は、「単独で走らせないと補助金が減額される」「往路の今治到着後の松山までの回送と復路今治までの回送も別の列車に連結させたら補助金が減額される」という「バカ」な理由だと「一度利用したときの添乗員がおっしゃられていた」わけだ。

そもそも、●●協議会の補助金とはいえ、その協議会は地方自治体が思いっきり関与している団体なのだから、税金も投入されていることに誰か気づけよ!

第一、往路松山~波止浜に1時間50分もかかるのであれば、自転車で走った方が速いのではないのか?と思っていたものだ。

それが、今回のプレスリリースで列車のダイヤが見直され、松山8時13分、今治着9時16分(波止浜も停車)という、とんでもなく速い列車に変身した。

というわけで、「JR四国もようやく気付いたか?」と思うのであった。