2018-03-27 (1)


これは、第56回愛媛マラソンの5キロごとのペースである。(40キロ以降は、2・195キロを5キロ換算)

ネガティブスプリットを提唱する指南書は多いが、「フラットペースで走ることは、後半の疲れを考えると、ネガティブスプリットと言えないこともない」という記事を見たこともある。

特に、愛媛マラソンの場合は、アスリートエントリー枠(3時間30分以内)を確保しようとすると、(グロスロスタイムを考えると)キロ4分55秒程度のペースを義務付けられるわけで、そこへもってきて「前半は5キロ25分30秒程度で入りましょう」という方が「バクチ」だと考えるわけである。

もちろん、それで後半ペースが上げられる方々は良い。

むしろ、「アスリートエントリー枠の恐怖」という「精神的ストレス」から脱却するためには、このような走り方の方がよいのではないか?とも考える。

その意味では、後半「低温かつ向かい風」となる状況で、このペースは「(37キロ以降の落ち込みは余分だが)実は最高のペース配分だったのではないか?」と自画自賛したくもなる。

いや、37キロ以降の落ち込みをおそれずに、前半追い風に乗ったということで「アスリートエントリー枠の恐怖」を味合わずに済んだとも考える。

実際、第54回大会は、前半向かい風で後半追い風になったにも関わらず、今回以上に左大腿直筋の具合が悪かったこともあり、後半はキロ5分維持がやっとで、37キロ以降も今回以上に撃沈したわけだ。

こうなると、言うまでもなく、37キロ以降の落ち込みを最低限に抑えるトレーニングの模索が必要となるわけだが、このあたりは、まだ時間はあるのだから、ゆっくりと考えることにしようか。