最近のJR時刻改正はおおむね3月にあることから、我が家には3月号の時刻表がずらりと並んでおり、当然ながら今年も時刻表3月号を購入。
だが(最近では書店で販売の購入が困難になり通販で購入したところ)うかつにも届いた時刻表は、JR時刻表だった。
私は昭和49年8月号を購入して以来、ずっと(JTBそのものには40年来の「恨み」を持っているが)JTB時刻表を購入している。(但し、復刻版、もらいもの及びヤフオクではそれ以前の時刻表もある。)
これは、当時JRの時刻表が(当然ながら)なかったし、昭和50年代の同様の時刻表が一回り大きくて使い勝手が悪かったのも理由だったのだろう。
まあ、現JTB時刻表は当時「国鉄監修」と書かれていたのが、JR化した後には当然ながら駅ではそちらが置かれていて使い勝手が悪いなあと思ったものである。
私が現JTB時刻表を購入し続けるのは、今や「盲牌」のごとく路線が場所がわかることもある。
両者で路線の配置が異なり、特にJR時刻表に違和感を感じるのは「東海道・山陽本線が分割される」ということ。
これは、JR3社にまたがるから仕方ないことではあるが、JR四国の直後に房総半島地区があることも違和感を感じる。
だから、職場で出張旅費審査をしていた時、予算の都合でJR時刻表しか買ってくれなかった時には、自腹でJTB時刻表を持ち込んだこともあるものだ。
ただ、別に両者で時刻が違うわけでもなく、とりあえず冷静に眺めてみた。
よく見てみると、山陰本線でJTBでは「京都~鳥取」「鳥取~益田」「益田~下関」に分割されているのに対し、JRでは「京都~米子」「米子~下関」と分割が少ない。
これは、上り「米子~京都」では、見開き2ページで米子~福知山間の列車がほとんどない。
また、四国ではJTBが「徳島~徳島」「徳島~阿波海南」に対し、JRでは分割されていない。
そうなると、実際にはJRの方がページ数が増えるのだが、JRでは(JTBでいう普通列車分割駅で)列車番号記入欄を追加することで、上下に列車を並べることで対応している。(JTBでもあるにはあるが、最近は路線分割しているため、率としては少ない。)
判りやすさから言えば、列車乗換が発生する駅で細かく区切るJTBの方が見やすいのだろうが、時刻表を見て「何か発見をしたい」マニアからすれば、JRの方が良いなあ、と今回改めて発見をしたのであった。
まあ、今更「時刻表ミステリー」よろしく、時刻表トリックを見つけることは困難だと思うが、時刻表を「読む」場合、上下で列車の前後がずれる場合の乗り換えを探すのはやはり楽しい。
で、これならば、今後はJTBでなくJRで良いのでは?と思ったのだが、ひとつ問題が発生。
なんとなく、JRの時刻表は文字が読みづらい。
ひょっとして、文字が小さい?と思って、幅を図ってみたら、両者とも4.5ミリ、それ以下の単位での差はあるかもとれないが、同等とみてよいだろう。
ただ、やっぱりJTBの方が見やすく感じるのは、あるいはフォントなのかもしれない。
JTBが横に膨らませた文字に対し、JRは細い文字になっている。
うーん、かつては時刻表を見ながら寝たりしたものだが、最近でJTBでさえ「暗くて、文字が小さくて読めん」状態だから、どのみち寝るときに読むつもりはないが、通常見る時でさえ支障があるようならば・・・というところ。
というわけで、今後どちらの時刻表を買うかは、もう少し考えてみよう。